日立のエコキュートの電気代を型番で比較。薄型は1年5,400円高い(78機種)
日立のエコキュート(370L・460L)は78機種。1年の電気代は26,600円から37,300円まであり、毎月にすると約890円、10年使えば約11万円の差です。
差を生む大きな理由はタンクの形です。薄型(タンクを分けた多缶式)の4機種は1年37,300円で、角型でいちばん多い31,900円の機種より年5,400円、10年で約5万円高くなります。置き場所が狭くなければ、角型を選ぶほうが電気代は下がります。
なお、ラベルの電気代は4人世帯を想定した値です。同じシリーズの370Lと460Lは額がほぼ同じで、この額では容量の違いを比べられません。容量は家族の人数とお湯の使い方で決めてください。
ラベルの評価点と1年の電気代
評価点は、店頭やカタログの省エネラベルで★マークの横に書かれている数字です(1.0〜5.0、高いほど省エネ)。日立では評価点5.0の機種がいちばん電気代が低く、1年26,600円〜27,300円です。ただし同じ評価点でも、シリーズによって年2,200円まで違います。型番の額は下の表で確かめてください。評価点が高いほうが電気代も低いとは限りません。たとえばBHP-FW37WDは評価点4.5で1年32,900円、BHP-ZA37WUは評価点4.3で1年31,700円と、評価点の高いほうが年1,200円高くなっています。電気代で選ぶときは、評価点より額の列を見てください。
| 評価点 | 1年の電気代 | 1か月あたり | 機種数 |
|---|---|---|---|
| 5.0 | 26,600円〜27,300円 | 約2,220円〜2,280円 | 6 |
| 4.9 | 28,300円〜30,200円 | 約2,360円〜2,520円 | 12 |
| 4.6 | 31,900円 | 約2,660円 | 44 |
| 4.5 | 32,900円 | 約2,740円 | 6 |
| 4.3 | 31,700円〜33,900円 | 約2,640円〜2,830円 | 6 |
| 3.9 | 37,300円 | 約3,110円 | 4(うち薄型4) |
薄型を選ぶと電気代はいくら上がるか
日立の薄型(タンクを2本以上に分けた多缶式)は4機種で、評価点は3.9、1年37,300円です。角型でいちばん多い31,900円の機種と比べると、毎月約450円、10年で約5万円高くなります。角型でいちばん電気代の低い機種(26,600円)とは年10,700円の差です。
家の横の通路が狭く角型が置けないときは薄型しか選べませんが、置けるなら角型のほうが電気代は下がります。
シリーズごとの電気代
- ナイアガラ出湯(高効率タイプ)(370L・460L、6機種): 評価点5.0、1年26,600円〜27,300円
- 給湯専用(高効率)(370L・460L、4機種): 評価点4.9、1年28,300円
- フルオート(高効率)(370L・460L、6機種): 評価点4.9、1年30,200円
- フルオート(高機能)(370L・460L、4機種): 評価点4.6〜4.9、1年30,200円〜31,900円
- ナイアガラ出湯(370L・460L、16機種): 評価点4.6、1年31,900円
- ナイアガラ出湯(井戸水対応)(370L・460L、16機種): 評価点4.5〜4.6、1年31,900円〜32,900円
- フルオート(FGタイプ)(370L・460L、12機種): 評価点4.6、1年31,900円
- フルオート(370L・460L、8機種): 評価点4.3〜4.6、1年31,900円〜33,900円
ほかのメーカーと比べると
日立は評価点5.0の機種が8%です。いちばん電気代の低い機種(26,600円)は、370L・460Lの全メーカーの中でも最も低い額と同じです。
| メーカー | 機種数 | 評価点5.0の機種 | 薄型の機種 | 1年の電気代がいちばん低い機種 |
|---|---|---|---|---|
| 三菱電機 | 54 | 21機種(39%) | 3機種 | 26,600円 |
| 日立 | 78 | 6機種(8%) | 4機種 | 26,600円 |
| パナソニック | 132 | 13機種(10%) | 8機種 | 27,300円 |
| セキスイ | 16 | 4機種(25%) | 4機種 | 28,000円 |
| コロナ | 54 | 4機種(7%) | 4機種 | 28,000円 |
| 長府製作所 | 50 | 3機種(6%) | 4機種 | 28,000円 |
| ダイキン | 273 | 0機種(0%) | 49機種 | 28,300円 |
| ユノカ | 20 | 0機種(0%) | 0機種 | 29,900円 |
| ハウステック | 16 | 0機種(0%) | 4機種 | 31,900円 |
| タカラスタンダード | 10 | 0機種(0%) | 0機種 | 31,900円 |
| 四変テック | 10 | 0機種(0%) | 0機種 | 31,900円 |
| ノーリツ | 4 | 0機種(0%) | 0機種 | 31,900円 |
型番で探す(78機種)
型番が分かっているときは、この表から探してください。1年の電気代が低い順で、額・評価点・形・シリーズが同じ型番は1行(11件以上は10件ずつ)にまとめています。表に無い型番は色違いなどの派生機種のこともありますが、末尾の1字で形や額が変わる機種もあります。近い型番の額を当てはめず、販売店かメーカーに確かめてください。
| 型番 | 1年の電気代 | 評価点 | 形 | 容量 | シリーズ |
|---|---|---|---|---|---|
| BHP-FV37WD、BHP-FV37XD、BHP-FV37YD | 26,600円 | 5.0 | 角型 | 370L | ナイアガラ出湯(高効率タイプ) |
| BHP-FV46WD、BHP-FV46XD、BHP-FV46YD | 27,300円 | 5.0 | 角型 | 460L | ナイアガラ出湯(高効率タイプ) |
| BHP-ZN37WU、BHP-ZN37YU、BHP-ZN46WU、BHP-ZN46YU | 28,300円 | 4.9 | 角型 | 370L・460L | 給湯専用(高効率) |
| BHP-FN37WU、BHP-FN37XU、BHP-FN37YU、BHP-FN46WU、BHP-FN46XU、BHP-FN46YU | 30,200円 | 4.9 | 角型 | 370L・460L | フルオート(高効率) |
| BHP-FR37XUE5、BHP-FR46XUE5 | 30,200円 | 4.9 | 角型 | 370L・460L | フルオート(高機能) |
| BHP-ZA37WU、BHP-ZA46WU | 31,700円 | 4.3 | 角型 | 370L・460L | 給湯専用(オートストップ機能付) |
| BHP-F37WD、BHP-F37WDE、BHP-F37WDE3、BHP-F37XD、BHP-F37XDE、BHP-F37XDE5、BHP-F37YD、BHP-F37YDE、BHP-F46WD、BHP-F46WDE | 31,900円 | 4.6 | 角型 | 370L・460L | ナイアガラ出湯 |
| BHP-F46WDE3、BHP-F46XD、BHP-F46XDE、BHP-F46XDE5、BHP-F46YD、BHP-F46YDE | 31,900円 | 4.6 | 角型 | 460L | ナイアガラ出湯 |
| BHP-FG37WU、BHP-FG37XU、BHP-FG37XUE、BHP-FG37XUE5、BHP-FG37YU、BHP-FG37YUE、BHP-FG46WU、BHP-FG46XU、BHP-FG46XUE、BHP-FG46XUE5 | 31,900円 | 4.6 | 角型 | 370L・460L | フルオート(FGタイプ) |
| BHP-FG46YU、BHP-FG46YUE | 31,900円 | 4.6 | 角型 | 460L | フルオート(FGタイプ) |
| BHP-FG37WUE3、BHP-FR37WUE3、BHP-FG46WUE3、BHP-FR46WUE3 | 31,900円 | 4.6 | 角型 | 370L・460L | フルオート |
| BHP-FR37WU、BHP-FR46WU | 31,900円 | 4.6 | 角型 | 370L・460L | フルオート(高機能) |
| BHP-FW37XD、BHP-FW37XDE、BHP-FW37XDE5、BHP-FW37YD、BHP-FW37YDE、BHP-FW46XD、BHP-FW46XDE、BHP-FW46XDE5、BHP-FW46YD、BHP-FW46YDE | 31,900円 | 4.6 | 角型 | 370L・460L | ナイアガラ出湯(井戸水対応) |
| BHP-FW37WD、BHP-FW37WDE、BHP-FW37WDE3、BHP-FW46WD、BHP-FW46WDE、BHP-FW46WDE3 | 32,900円 | 4.5 | 角型 | 370L・460L | ナイアガラ出湯(井戸水対応) |
| BHP-F37WU、BHP-F37WUE、BHP-F46WU、BHP-F46WUE | 33,900円 | 4.3 | 角型 | 370L・460L | フルオート |
| BHP-FS37WH、BHP-FS37XH、BHP-FS46WH、BHP-FS46XH | 37,300円 | 3.9 | 薄型 | 370L・460L | フルオート(薄型タンク) |
比べ方
- 資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」の登録データ(2026-11-01 取得)から、日立・貯湯容量370Lと460L・寒冷地仕様を除く・代表機種で、2023年以降に掲載されたものを並べました(色違いなどの派生機種は載せていません)
- 1年の電気代はラベルと同じ値(給湯保温モードの年間消費電力量×23円/kWh)です。ラベルは東京・大阪の気温で4人家族を想定した使い方と、電気温水機器を使う場合の平均的な単価23円/kWhで計算されていて、エアコン・冷蔵庫の27円とは違います。実際の額は住む地域・契約している電気料金のプラン・家族の人数・季節・お湯の使い方で変わります。1か月あたりは12で割って10円単位に丸めました
- 評価点は統一省エネラベルの多段階評価点で、省エネ性能が高い順に5.0から1.0まで0.1刻みです
- 薄型と角型はメーカーの呼び名ではなく、登録データの「貯湯缶数」で分けた当サイトの呼び方です。多缶式を薄型、一缶式を角型としました(登録の無い機種は「―」)。名前にスリムや省スペースと付いていても、一缶式なら角型です
- 寒冷地仕様はラベルの単価の前提(20円/kWh)が違うので載せていません
- 前の世代の機種も販売店の見積もりに出てくるので、エアコンのページ(2025年以降)より広く2023年以降を対象にしました
次に読む
容量を370Lと460Lのどちらにするかで迷ったら、エコキュートの370Lと460Lの電気代の比較で全メーカーの数字を見られます。
ほかに気になることがあれば:
出典
- 資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」登録データダウンロード(エコキュート、2026-11-01 取得)https://seihinjyoho.go.jp/csvdl.html 。同サイトの公共データ利用規約 第1.0版(https://seihinjyoho.go.jp/frontguide/policy.html 、PDL1.0 https://www.digital.go.jp/resources/open_data/public_data_license_v1.0)に沿って利用し、当サイトで機種の絞り込みと並べ替え・差の計算をしました
- 資源エネルギー庁「統一省エネラベルが変わりました」(多段階評価点と★の表示)https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/enterprise/retail/touitsu_shoenelabel/
- 省エネ型製品情報サイト「ラベルの窓口」(2023年3月30日。エコキュートの目安電気料金の前提=東京・大阪の気温で4人世帯、単価23円/kWh)https://seihinjyoho.go.jp/pdf/label_madoguchi_230330.pdf
- 資源エネルギー庁「新しい統一省エネラベル」ガイドブック(2021年10月。評価点の41段階、寒冷地仕様の単価20円/kWh)https://seihinjyoho.go.jp/pdf/newlabel_guidebook_211001.pdf