家電の電気代が27円と31円で違う理由。同じ機種で年間電気代が15%ずれる
家電の年間電気代には、27円/kWhで計算した数字と、31円/kWhで計算した数字の二つがあります。エアコンや冷蔵庫の省エネラベルと、国の省エネ型製品情報サイトの「年間電気代」は27円(エコキュートは23円)、カタログなどに載っている目安単価は31円です。同じ機種でも、31円で計算した額は27円の額より約15%高くなります。
比べるときは、同じ単価で計算した数字どうしで比べてください。単価が違う数字を並べると、省エネ性能の差ではない差が出ます。
27円/kWh: 省エネラベルと国のデータ
資源エネルギー庁の「省エネ型製品情報サイト」の登録データで、年間電気代を消費電力量で割ると、エアコン10,013件・冷蔵庫3,881件のすべてで約27円になりました(2026-11-01 取得、当サイトで計算。年間電気代が100円単位なので、割ると26.9〜27.1円に散ります)。2017年に掲載された古い機種も27円で計算されているので、このサイトの中の数字どうしなら、掲載時期が違う機種でもそのまま比べられます。
| 製品 | 件数 | 年間電気代÷消費電力量 |
|---|---|---|
| エアコン | 10,013 | すべて約27円(26.9〜27.1円) |
| 電気冷蔵庫 | 3,881 | すべて約27円(26.9〜27.1円) |
エコキュートだけは別で、データの「電気料金単価」の欄が23円/kWh(寒冷地仕様は20円/kWh)になっています。ラベルの前提が、東京・大阪で電気温水機器を使う場合の平均的な電気料金単価だからです(寒冷地仕様は北海道電力と東北電力の料金プランなどが基です)。
31円/kWh: カタログなどの目安単価
全国家庭電気製品公正取引協議会は、カタログなどに載っている電力料金の目安単価を31円/kWh(税込、2022年7月22日改定)としています。カタログなどの電気代の近くに「31円/kWh」と書いてあれば、この単価です。
同じ機種で比べると
6畳用エアコン(冷房能力2.2kW)の例です(2025年以降に掲載の機種)。
| 単価 | 年間電気代が最小の機種 | 中央値の機種 |
|---|---|---|
| 27円/kWh(ラベル) | 15,200円 | 19,400円 |
| 31円/kWh(カタログなどの目安) | 17,422円 | 22,227円 |
単価が変わると額は変わりますが、機種どうしの比率はほぼ変わりません(年間電気代が100円単位に丸めてあるぶん、少しずれます)。
自宅の単価で計算するには
検針票か電力会社のWebページで、1か月の「電力量料金」を「使用量(kWh)」で割ると、自宅の1kWhあたりの単価が出ます(基本料金・燃料費調整額・再エネ賦課金を含めるかで値は変わります。燃料費調整額と再エネ賦課金を足してから割ると、実際の支払いに近い単価になります)。その単価を、機種の年間消費電力量(エアコンは期間消費電力量)に掛けると、自宅の契約での年間電気代の目安になります。ただしこの単価は1か月の平均です。段階料金や時間帯別のプランでは使う量や時間で単価が変わるので、夜に動くエコキュートには夜間の単価を使ってください。燃料費調整額はマイナスの月もあり、税込みかどうかもそろえて比べてください。
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出典
- 資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」登録データダウンロード(エアコン・電気冷蔵庫・エコキュート、2026-11-01 取得)https://seihinjyoho.go.jp/csvdl.html 。同サイトの公共データ利用規約 第1.0版(https://seihinjyoho.go.jp/frontguide/policy.html 、PDL1.0 https://www.digital.go.jp/resources/open_data/public_data_license_v1.0)に沿って利用し、当サイトで計算しました
- 資源エネルギー庁「新しい統一省エネラベル」ガイドブック(2021年10月。エコキュートの単価の算定)https://seihinjyoho.go.jp/pdf/newlabel_guidebook_211001.pdf
- 全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問」(目安単価31円/kWh。全小売電気事業者の集計値などに基づいて定めたもの)https://www.eftc.or.jp/qa/